海中道路。
その言葉は不思議な響きがあります。
海の中を渡る道とは、果たしてどんな所なのか、そそられます。
概要
沖縄本島の中部にある勝連半島、その先に平安座島(へんざじま)があります。
半島と島の間は海で隔てられ、約5Kmの距離があります。
その、勝連半島(かつれんはんとう)と平安座島の間に横たわる海に、一本の道が延びています。
堤防上に築き上げられた道路には、船舶の行き来のための橋が一つと、潮流を確保するための水路が2箇所設けられています。
中央分離帯のある4車線の道路は立派で、途中カーブしているところもあるが、そのほとんどが直線、ドライブすると爽快です。
景観
車の助手席から見える両サイドの真っ青の海は絶景です。
両サイドが海というシチュエーションが日常にはありません。
魅力的なロケーションです。
車を止め、海をみいってしまう旅行者も多いといいます。
新婚旅行で、ドライブしながら沖縄の美しい海をみたい人は、満潮時にここへ行くのがお勧めです。
歴史
かつて、この道がなかった昔、平安座島へは、干潮時に徒歩で行き来されたといいます。
往来には大変な苦労があったことでしょう。
その後、アメリカの石油会社が、平安座島に沖縄石油基地を建設し、島民への見返りの事業と、本島までのパイプライン設置のため、現在の海中道路の基となる2車線の道路を建設しました。
その後、この道は当時の与那城村に譲渡され、村道になり、やがて沖縄県道に格上げし
、現在のような交通機関として発展しました。
あやはし館
海中道路の中間地点に海の駅「あやはし館」があります。
駐車場、トイレ、レストラン、シャワー設備、文化資料館、直売所があります。
沖縄のご当地グルメが食べられます。
海中道路に行った折には、あやはし館にも立ち寄って見てはいかがでしょう。
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