沖縄 第一牧志公設市場

ロケーション

国際通りにあるドン・キホーテ、その横に市場本通りのアーケードが口を開いています。

アーケードの向かう先は、第一牧志公設市場(だいいちまきしこうせついちば)です。

第一ということは、当然、第二もあります。

ですが、人々が公設市場と言うときは、この第一牧志公設市場の事です。


歴史

60年以上の歴史をもつ公設市場は、闇市からスタートしました。

やがて那覇市は闇市のままではいけないので、牧志公設市場を開設しました。

その後、移転の話が進んで、第二牧志公設市場を開設してはみたものの、うまくいきませんでした。

結局、旧市場は、そのまま、第一牧志公設市場として存続し、現在に至ります。

現在は那覇市の観光スポットとして観光客が後をたちません。

当時の人々の誰が、今の姿を予想していたことでしょう。


公設市場の1階は肉、魚、野菜、果物、土産品など、様々なものが売られています。


肉屋

肉屋では、豚肉が多く売られています。

サングラスをかけた豚の顔が置かれているのを見たことはないでしょうか。

あれは、チラガーといって豚の顔の皮を食べる文化があるため、売られているのです。

その他にもテビチと呼ばれる豚足やバラ肉など、沖縄料理に豚肉は欠かせません。


魚屋

魚屋では、赤、青、黄と色鮮やかな魚や、エビや貝が売られています。

魚の顔ぶれを見ただけで、ここが日本本島ではなく、南の島、沖縄であることを痛感します。

こんな熱帯魚のような魚ですが、もちろん食べられます。

どんな味がするか、興味が尽きないことでしょう。

まず、青い魚。

居酒屋に行くと、刺身になって出てきます。これはイラブチャーです。

青ブダイと言ったほうがわかりやすいかもしれません。

色に度肝を抜かされますが、味は見た目ほどすごいわけでもなく、まあまあといったところ。

まあ、話のネタに食べてみるといいでしょう。

ハリセンボンも売られています。ハリセンボンが食えるのかと思われるでしょうが、

ハリセンボンはアバサーと言われ、汁物にするのがうまい。

時々皮を剥かれ、つるんつるんになってつるりんぼんという感じで売られています。

赤い魚、ミーバイもおすすめです。沖縄では、ハタという魚をこう呼びます。

特にアカジンミーバイは、味もいいですが値段もいい。沖縄の代表的な高級魚です。

いつも店で食べられる魚ではないですから、今日入っているか確認してから頼むといいでしょう。


青果店

青果店ではマンゴー、パイナップル、ドラゴンフルーツなど、いかにも南国という感じのフルーツが売られています。

ドラゴンフルーツは他のフルーツからみれば珍しい存在ですが、今は大手スーパーでもたまに見かけられるようになりました。

味は、例えるならば、ナシといったところでしょうか。

見かけからは想像もつきませんが。


2階の食堂

公設市場の2階は食堂が並んでいる広いスペースになっています。

沖縄グルメが気軽に楽しめます。

1階で買った肉や魚を、2階で調理してもらって食べることもできます。

是非食べたいものがあるなら、そうしてもらうとよいでしょう。

また、メニューには沢山の沖縄料理が並んでいますので、その中から選んでも良いです。

まずは、食堂の人に何が食べたいか言ってみるといいでしょう。

そして、調理に必要であれば、1階で買ってくるのです。

公設市場の周辺に、目を向ければ、食堂や飲み屋がたくさんあります。

市場とその周りを2時間くらいかけて見て回れば、沖縄の食文化の一端がつかめること間違いないでしょう。

新婚旅行のときは是非お立ち寄りください。


名称 : 那覇市第一牧志公設市場
住所 : 沖縄県那覇市松尾2丁目10-1
営業時間 : 8:00~21:00
定休日 : 毎月第4日曜日(12月は除く)、正月(1月1日~3日)、旧盆
TEL : 098-867-6560
URL : https://kosetsu-ichiba.com/